この記事は?
Unity のプロジェクトをGitで管理する方法です。SourceTree などを使った方法は直ぐに検索に出てきますが、すでにGitを使ったことがある方に向けた記事です。
使用環境
- Apple Silicon M1 MacBook Air
- 16 Gb
- macOS Sequoia 15.0
- Unity 2022.3.31f1
やり方
Unityの設定
.gitignore の作成
Git LFS
の3つの設定を順に紹介していきます。
Unity 側の設定
Unity のメニューの Edit/ Project Settings を開きます。
左側のメニューからEditorを選択。
Asset Serialization という項目があるので Force Text にします。(おそらく標準でなってる?)
シーンやPrefabをテキスト形式で保存する設定のようです。
Gitでの競合の解決を簡単にするために、バイナリ形式でなくテキスト形式にしました。
Gitの設定
Gitで管理したいファイルは下記の通りです。
- Assets
- Packages
- ProjectSettings
- UserSettings
必要のないものはignoreに設定します。
ルートディレクトリに .gitignore ファイルを以下の内容で作成しました。
# Unity関連の生成ファイルを無視
[Ll]ibrary/
[Tt]emp/
[Oo]bj/
[Bb]uild/
[Bb]uilds/
[Ll]ogs/
# 特定のプラットフォーム関連ファイル
[Dd]ebugPublic/
[Mm]emoryCaptures/
[Uu]ser[Ss]ettings/
# Visual StudioやJetBrains Rider関連
.vscode/
*.csproj
*.unityproj
*.sln
*.suo
*.user
*.userprefs
*.pidb
*.booproj
*.svd
# その他
*.swp
*.lock
*.idea/
GitLFSの設定
標準のGit を使っていて、サイズの大きなもののアップロードで警告が出たことはありませんか?
ゲーム制作では3Dモデルや画像データなどが膨大になってしまうので、これでは厳しいです。
そこでGit LFS を使用します。
Git LFS(Git Large File Storage)は、大きなファイルやバイナリファイルを効率的に管理するためのツールです。
Homebrew で Git LFS をインストール
インストールしたことがない方はBrew からインストールします。
https://formulae.brew.sh/formula/git-lfs
brew install git-lfs
インストールしたことある方はversion を確認します。
git lfs --version
Git の初期設定
プロジェクトのディレクトリへ移動します。
cd /あなたのプロジェクトディレクトリ
Git を初期化します。
git init
LFSの有効化をします。
git lfs install
Updated Git hooks.
Git LFS initialized.
上手くLFSが有効化されると返答されます。
管理したいファイルタイプを指定します。
画像と3Dデータが重いので私は下記のように指定しました。
git lfs track "*.png"
git lfs track "*.fbx"
あとは普段通りGit 操作します。
git add .
git commit -m "initial commit"
補足 Git LFS が有効化されているか確認する
git lfs ls-files
上手くできていればした画像のように表示されるはずです。
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