株式会社coiaiのポッドキャスト「株式会社coiaiの作戦会議」第2回。
今回はコメント返しから始まり、最近の仕事(提案段階の資料づくり)で悩んでいること——「プレゼン用スライド」と「資料用スライド」の分離問題を中心に話しました。
※本記事は音声内容の文字起こしを元に、読みやすさのために一部整形しています。
ハットリ: こんにちは。coiaiのハットリです。
橋本: coiaiの橋本です。
前回は営業代行や自分たちで営業する話をしたんですけど、コメントが来たので返しながら雑談っぽくやっていこうかなと思います。
コメント:「話せる範囲で最近の仕事について聞きたい」
話せる範囲が微妙で、公開案件がまだあんまりなくて…。ただ、最近は提案書を作ることが多くて、いわゆる「仕事を取る仕事」みたいな状態です。
最近困っているのが、対面で話すプレゼン用の資料と、書類っぽい資料を求められる問題。
オンラインで「見積もりください」と言われるときは、4:3のスライドに要件や見積をまとめたものを送ることが多い。
でも、対面でプレゼンする案件では16:9で画像+短文のスライド(20〜30枚)を作って渡したら、「もう少し説明用の書類っぽい資料も欲しい」と言われた。
ハットリ: え、プレゼンしながら書類っぽい資料だと話しづらいし、2つ作らないといけないのかな?って思った。
橋本: 情報量が多くなりがちで、パッと見せたときに何が重要か分かりにくくなる印象はあります。
4:3のスライドを紙で配るとき、4枚並んで印刷される「4コマ漫画」みたいなレイアウトになることがある。
ハットリ: あれが美しくない。
でも、1枚に1スライドだと大きすぎる。A4での情報量のバランスが難しい。
A4の提案書にまとめると今度はPCで読みにくい——この矛盾がつらい。
ここでタイポグラフィの話。
橋本: 1行が長すぎると、読みながら次の行に目がいってしまう。
WikipediaのPCレイアウトが横長で読みにくいのはそれ。
論文の2段組は読みやすさ(リジビリティ)が高い。
紙で読みやすい形式と、PCで読みやすい形式は違う。
理想は3つ用意したいけど、現実的に手間が大きすぎる。
橋本: どっちかに寄せるか、中間を取るか。
ハットリ: でも紙で渡す場面もゼロじゃない(地方中小のミーティングなど)。
ハットリは紙が少し苦手。印刷の手間に加えて、場が終わると紙が捨てられる感じが悲しい。
名刺も同じで、電子で消されるより紙を捨てられるほうが嫌、という感覚。
結果、紙よりPC向け(4:3スライド)を美しくする方向に寄せる判断へ。
紙は長い歴史の中で「文字を載せる器」として洗練されてきた。
一方でWebはデバイスが可変(スマホ/タブレット/PC)で、固定の“完成形”を持ちにくい。
縦型ディスプレイ(Alto)や、論文引用のハイパーテキスト的思想、PDFで引用リンクを飛べる話なども脱線しつつ語る。
ハットリが好きなタイポグラフィの人物としてエミール・ルーダーの名前が出てきて、次回以降調べて話したいという流れに。
また、逆パターンとして「橋本がお題を出す回」もやっていきたい。
共同代表・竹村さんの言葉として「脳内を吐き出す場としてPodcastがいい」という話。
書くより喋るほうが楽で、整ってなくても出せる。
話しているうちに思ってもみなかった論点が出てくるのが面白い。
プレゼン用と資料用の二重作成問題は、単なる作業量の話ではなく、
媒体(紙/PC)と読みやすさ(リジビリティ/リーダビリティ)、そして“美学”の問題でもある。
落としどころを探しながら、次回以降も作戦会議していきます。