こんにちは。起業1年目、株式会社coiai代表の服部陽良です。
ものづくりを軸にシステム開発やプロダクト開発を行っているIT会社の創業者として、毎週月曜にこの番組で起業のリアルを発信しています。
今回のメイントピックは、「誰でも簡単にポッドキャストができるよ」という話。このポッドキャストは、機材・収録・編集・配信・台本作成まで全部僕一人でやっているので、どんな感じで作っているのかを発信していきたいと思います。個人事業主の方や会社の方で、「ポッドキャストってどんな感じで作ればいいのかな?」と気になっている方の参考になれば嬉しいです。
その前に、まずはAI関連の今週のニュースから。
今週のニュース
Zenn1位:AI以後の受託システム開発はどうなっていくのか
https://zenn.dev/terurou/articles/eb9e7a4ca7b364
今週Zennで一番伸びている記事が「AI以後の受託システム開発はどうなっていくのか」というものでした。
我々の価値としているところは、ものづくりを大事にしていると言うとき、クライアントさんの話をちゃんと聞いて、どんなものが求められているのか、どんなものを作れば「潜在的にその人が欲しがっていたもの」により近づくのかを大事にしています。
実際に案件を受けた場合は、オンラインだけのやり取りで済ませず、たとえ地方の会社さんであっても現地に行かせていただいて、ちゃんとヒアリングをして、要件定義をして、確認をして、アジャイル的に1〜2週間に1回のウィークリーミーティングを通しながら、ズレがないかを確認しつつ実装していく、というスタイルでやっています。
思想的にも、こういう上流重視のスタイルがいよいよ主流になっていくんだなと感じました。
Hacker News:Loupe — iOSアプリが何を見ているかを可視化するアプリ
https://news.ycombinator.com/item?id=48608645
もう1つはHacker Newsから。「Loupe」というiOSアプリが、iOSアプリが端末から何を見ているか、つまり権限周りを可視化できるということで、今週大きな反響を呼んでいました。
ポイントは、権限を許可した時点で、ユーザーが想像する以上にかなりいろんな情報がアプリ側に渡されているということが分かる、という点です。
これもぜひ記事を見てみてください。
技術関係の話はここまで。ということでメイントピックに入っていきます。
メイントピック:超簡単ポッドキャストの始め方
① 機材:最初はRODE、今はMacBookのボイスメモ
まず収録機材の話から。
僕がポッドキャストを始めた時は、かなり良いマイクを使っていました。具体的には、オーストラリア製のRODEのマイクで、LR(左右)が取れるタイプのもの。録音にはZoomの32bitフロート録音ができるレコーダーを使っていて、これは絶対に音割れしないという機材です。
ただ、半年やってみて気づいたんですよね。そこまでのクオリティがなくても、後から音は持ち上げられる、と。なので、今はMacBookのボイスメモで撮っています。
なぜボイスメモに切り替えたのか
最大の理由は、ボイスメモで録ると、そのまま標準の機能で文字起こしができるんです。
僕の今のワークフローはこうです。
- MacBookのボイスメモで録音
- ボイスメモがそのまま文字起こししてくれる
- その文字起こしをマークダウン形式で保存
- Claude Codeに読み込ませる(プロジェクト内に「ポッドキャスト」というディレクトリを作っておいて、その中に毎週の文字起こしを置いておく)
- Claude CodeでWordPressに綺麗に見える形に整形してもらう
- そのままcoiai.netのポッドキャスト項目にブログとしてアップロード
つまり、この記事自体も、僕が話した内容をそのまま文字起こし → Claude Codeで整形 → WordPressにアップロード、という流れで作られています。
② 台本の作り方:ニュース情報のチェックから
台本の話を忘れていました。台本の作り方はこう。
今週のニュース情報をかなりチェックしています。Hacker News、Zenn、はてなブックマークなどを見て、面白そうなニュースがあれば紹介する、というスタイル。
これはPythonのスクリプトを書いて自動化しているのですが、もちろんスクレイピングが気になる方は、個人でちゃんとブラウザで見に行く形でも全然問題ないと思います。
③ 音の編集:Adobe AuditionからAuphonicへ
音は取りっぱなしで公開しているわけではなくて、マスタリング(音の編集)をしてから出しています。
もともとはAdobe Auditionを使っていました。Adobe税(月額)を払っているので、その中の1ツールとして。やっていたことは、
- ノイズリダクション(無音部分を「ノイズプリント」としてキャプチャーする機能があって、その雑音を分析して全体から消す)
- シングルバンドコンプレッサー(音をはっきり聞こえるように)
- パラメトリックイコライザー(声をきれいに、聞きやすく)
カットはほぼやっていません。カット編集はしていないスタンスです。
ただ最近、会社でAdobeを使う業務が減ってきたんですよね。Illustratorは使うけれど、Premiere ProはDaVinci Resolveに置き換わっているし、Illustratorもちょっとした作業ならCanvaで済ませてしまう。かなり高額なAdobe製品にこのまま頼っていくのは微妙かな、と。
そこで先週から、Auphonicというサービスを使い始めました。
Auphonicが超便利
Auphonicは、MP3ファイルをアップロードするだけで自動でマスタリングしてくれるサービスです。
今は無料枠で使っていますが、課金してもAdobeよりは全然安いので、課金してもいいかなと思っています。
④ 配信:Spotify for Creators → RSSで他プラットフォームに自動配信
音声の方も、ポッドキャストプラットフォームに公開する必要があります。僕はSpotify for Creatorsを使っています。
ここにタイトルと詳細説明文を載せる必要があるのですが、これも台本を作る過程でClaude Codeに考えてもらって、そのまま使っています。
RSSフィードで自動配信される
Spotify for Creatorsに1個アップすれば、他のプラットフォームでも自動で上がるようになっています。設定としてはRSSフィードを設定するだけ。これでYouTubeにもApple Musicにも自動で配信されます。便利ですね。
⑤ 半年やってみたリアルな数字
「で、どれくらい伸びてるの?」という話。
結論、あんまり伸びていません(笑)。
- 開始日:2025年12月22日(今から半年くらい前)
- 総エピソード数:21本+番外編1本=22本
- 各エピソードの再生数:10〜20回
- 一番伸びた回:第2回「美しい提案書のフォーマットってなんだろう」で30回再生
- 一番少なかった回:先週分が5回
- フォロワー:4人
- 過去30日間の視聴時間:2時間43分
4人のフォロワーで20再生?という不思議
フォロワー4人なのに、なぜ20再生まで行くのかっていうのが結構不思議です。検索などからの流入があるのかもしれません。
そして、過去30日間で2時間43分聴かれているっていうのは、結構すごいなと思っていて。
YouTubeより圧倒的に「長く聴かれる」メディア
昔、YouTubeをやってみたり、ショート動画の投稿(アパレル事業の方で)もいろいろ試してみたのですが、ポッドキャストが一番「長く聴かれる」メディアなんだな、と改めて実感しました。
最初に聴いてくれた方が、最後まで聴いてくれることが起きやすいメディア。皆さんとこうやってゆっくり話せる時間が取れるので、かなり良いサービスだなと感じます。
⑥ コストはほぼ無料、パソコン1台でOK
ということで、ほぼ無料で、パソコン1台あればできちゃうよっていうのが今の僕の結論です。
最近はスマホのマイクの音質もかなり良くなっているので、スマホで撮ってそのまま出すのもアリだと思います(軽くマスタリングだけかけて)。
マイクの違いはもちろんあるのですが、それよりもマスタリングで聞きやすさが大きく変わってくる、というのが正直な実感です。
まとめ — ぜひポッドキャストやってみてください
長くダラダラ喋っていてもしょうがないので、今回はここまで。
ポッドキャスト、皆さんもぜひやってみてください、というお話でした。機材は最小限・編集はAuphonic任せ・台本と整形はClaude Code・配信はSpotify for Creatorsから自動。これで誰でも始められます。
来週からの話。来週はまだ東京にいるのですが、7月から地方で仕事をしていくということで、いろいろ準備を始めています。
現地で手伝いたい、入ってみたい、という方もぜひお問い合わせください。
株式会社coiaiについて
株式会社coiaiでは、以下の事業を行っています。
- XR開発
- Webシステムの開発
- 基幹システムの開発
- オンプレミスAIの導入支援
正しいUXを出すことにこだわって仕事をしています。必ず使いやすくて、業務の効率を上げるものを納品いたしますので、気になる方はぜひお声がけください。お見積もりは無料です。
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